食塩水の文章題 004
10%の食塩水600gから水を何g蒸発(じょうはつ)させると、15%の食塩水になりますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
蒸発させる水の重さをxgとする
ほかの置き方
- 蒸発後の食塩水の重さをxgとする(蒸発させる水は600-xg)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(g・%)
✏ 答案に書く
- ふくまれる食塩:600×0.1(g)
- 蒸発後の食塩水:600-x(g)
- 15%のときの食塩:0.15(600-x)(g)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| ふくまれる食塩 | 0.1(10%) | 600g | 600×0.1 | g |
| 蒸発後の食塩水 | 600-x | g | ||
| 15%のときの食塩 | 0.15(15%) | (600-x)g | 0.15(600-x) | g |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
水を蒸発させても、食塩の量は変わらない。□に入る式を選ぼう。
600×0.1=0.15(□)
- ヒント1/3:水を蒸発させると、食塩の量と食塩水の重さのうち、変わるのはどちらかな?
- ヒント2/3:蒸発させる前の食塩水は600g。水を蒸発させたあとの食塩水の重さを、x を使って表してみよう。
✏ 答案に書く
水が蒸発しても食塩の量は変わらないので、はじめの食塩と15%にしたときの食塩が同じなので、
600×0.1=0.15(600-x)
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン C 不変
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 600×0.1=0.15(600-x)
- 60=90-0.15x
- 0.15x=30
- x=200
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=200 を 600×0.1=0.15(600-x) に代入すると、
左辺:600×0.1=60
右辺:0.15(600-200)=60
左辺と右辺が等しいので、x=200 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 60 と右辺 60 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
水を200g蒸発させると、食塩水は400g。食塩は60gのままなので、60÷400=0.15で15%になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
蒸発させる水の重さは、200gである。
答え 200g
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく蒸発させる水の重さをxgとする。
- 表すふくまれる食塩:600×0.1(g)
蒸発後の食塩水:600-x(g)
15%のときの食塩:0.15(600-x)(g) - つなぐ水が蒸発しても食塩の量は変わらないので、はじめの食塩と15%にしたときの食塩が同じなので、
600×0.1=0.15(600-x) - 解く600×0.1=0.15(600-x)
60=90-0.15x
0.15x=30
x=200 - 確かめるx=200 を代入すると、
左辺:600×0.1=60
右辺:0.15(600-200)=60
左辺と右辺が等しいので、x=200 は方程式の解である。 - 解けた蒸発させる水の重さは、200gである。
答え 200g
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、600×0.1 と 0.15(600-x) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
水が減っても食塩は減らないので、蒸発の前と後で食塩の量が同じだから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:600×0.1-x=0.15(600-x) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?水が蒸発すると、食塩もいっしょに減ると考えてしまう。
どう確かめる?この式ではx=-35.29…とマイナスになり、蒸発させる水の量として場面に合わない。蒸発するのは水だけで、食塩は60gのままだと見直す。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:600×0.1=0.15(600+x) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?蒸発を、水を加えることと取りちがえてしまう。
どう確かめる?この式ではx=-200になる。xに200を入れて600+200=800gにすると、60÷800=0.075で濃度がうすくなる。蒸発させると食塩水は600-x gになると見直す。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)