食塩水の文章題 003
4%の食塩水400gに食塩を何g加えると、20%の食塩水になりますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
加える食塩の重さをxgとする
ほかの置き方
- 食塩を加えた後の食塩水の重さをxgとする(加える食塩はx-400g)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(g・%)
✏ 答案に書く
- はじめの食塩:400×0.04(g)
- 加えた後の食塩:400×0.04+x(g)
- 加えた後の食塩水:400+x(g)
- 20%のときの食塩:0.2(400+x)(g)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| はじめの食塩 | 0.04(4%) | 400g | 400×0.04 | g |
| 加えた後の食塩 | 400×0.04+x | g | ||
| 加えた後の食塩水 | 400+x | g | ||
| 20%のときの食塩 | 0.2(20%) | (400+x)g | 0.2(400+x) | g |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
加える食塩の重さを x g とするよ。加えた後の食塩の量を考えて、方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:食塩を x g 加えると、食塩の量と食塩水の重さは、それぞれどうなるかな?
- ヒント2/3:加えた後の食塩水の重さは 400+x g。その中の食塩の量を、20%を使って表してみよう。
✏ 答案に書く
加えた後の食塩の量は、16+xとも、食塩水の20%とも表せて同じなので、
400×0.04+x=0.2(400+x)
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 400×0.04+x=0.2(400+x)
- 16+x=80+0.2x
- 0.8x=64
- x=80
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=80 を 400×0.04+x=0.2(400+x) に代入すると、
左辺:400×0.04+80=96
右辺:0.2(400+80)=96
左辺と右辺が等しいので、x=80 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 96 と右辺 96 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
食塩を80g加えると、食塩は16+80=96g、食塩水は480g。96÷480=0.2で20%になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
加える食塩の重さは、80gである。
答え 80g
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく加える食塩の重さをxgとする。
- 表すはじめの食塩:400×0.04(g)
加えた後の食塩:400×0.04+x(g)
加えた後の食塩水:400+x(g)
20%のときの食塩:0.2(400+x)(g) - つなぐ加えた後の食塩の量は、16+xとも、食塩水の20%とも表せて同じなので、
400×0.04+x=0.2(400+x) - 解く400×0.04+x=0.2(400+x)
16+x=80+0.2x
0.8x=64
x=80 - 確かめるx=80 を代入すると、
左辺:400×0.04+80=96
右辺:0.2(400+80)=96
左辺と右辺が等しいので、x=80 は方程式の解である。 - 解けた加える食塩の重さは、80gである。
答え 80g
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、400×0.04+x と 0.2(400+x) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
食塩を入れた後の食塩の量は、はじめの食塩にxをたしても、全体の20%としても求められるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:400×0.04+x=0.2×400 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?食塩を加えると、食塩水全体の重さもふえることを見落とす。
どう確かめる?この式ではx=64になる。xに64を入れると、食塩は80g、食塩水は464g。80÷464はおよそ0.17で20%にならないので、食塩水は400+x gになると見直す。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:4+x=20 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?濃度(%)に食塩の重さをそのままたしてしまう。
どう確かめる?xに16を入れると、食塩は16+16=32g、食塩水は416g。32÷416はおよそ0.08で20%にならない。濃度ではなく食塩の重さで式を作ると見直す。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)