食塩水の文章題 002
4%の食塩水と9%の食塩水を混ぜて、6%の食塩水を600g作ります。4%の食塩水は何g必要ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
4%の食塩水の重さをxgとする(9%の食塩水は600-xg)
ほかの置き方
- 9%の食塩水の重さをxgとする(4%の食塩水は600-xg)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(g・%)
✏ 答案に書く
- 9%の食塩水の重さ:600-x(g)
- 4%にふくまれる食塩:0.04x(g)
- 9%にふくまれる食塩:0.09(600-x)(g)
- 6%600gの食塩:0.06×600(g)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 9%の食塩水の重さ | 600-x | g | ||
| 4%にふくまれる食塩 | 0.04(4%) | xg | 0.04x | g |
| 9%にふくまれる食塩 | 0.09(9%) | (600-x)g | 0.09(600-x) | g |
| 6%600gの食塩 | 0.06(6%) | 600g | 0.06×600 | g |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
4%の食塩水の重さを x g とするよ。混ぜる前と後の食塩の量を考えて、方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:9%の食塩水は何gと表せるかな?
- ヒント2/3:9%の食塩水 600-x g にふくまれる食塩は 0.09(600-x) g だね。
✏ 答案に書く
混ぜる前の2つの食塩の合計と、混ぜた後の6%600gの食塩の量は変わらないので、
0.04x+0.09(600-x)=0.06×600
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン C 不変
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 0.04x+0.09(600-x)=0.06×600
- 0.04x+54-0.09x=36
- -0.05x=-18
- x=360
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=360 を 0.04x+0.09(600-x)=0.06×600 に代入すると、
左辺:0.04×360+0.09(600-360)=36
右辺:0.06×600=36
左辺と右辺が等しいので、x=360 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 36 と右辺 36 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
4%を360g、9%を240g混ぜると、食塩は360×0.04=14.4gと240×0.09=21.6gで、合わせて36g。食塩水は600gなので、36÷600=0.06で6%になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
4%の食塩水の重さは、360gである。
答え 360g(9%は240g)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく4%の食塩水の重さをxgとする(9%の食塩水は600-xg)。
- 表す9%の食塩水の重さ:600-x(g)
4%にふくまれる食塩:0.04x(g)
9%にふくまれる食塩:0.09(600-x)(g)
6%600gの食塩:0.06×600(g) - つなぐ混ぜる前の2つの食塩の合計と、混ぜた後の6%600gの食塩の量は変わらないので、
0.04x+0.09(600-x)=0.06×600 - 解く0.04x+0.09(600-x)=0.06×600
0.04x+54-0.09x=36
-0.05x=-18
x=360 - 確かめるx=360 を代入すると、
左辺:0.04×360+0.09(600-360)=36
右辺:0.06×600=36
左辺と右辺が等しいので、x=360 は方程式の解である。 - 解けた4%の食塩水の重さは、360gである。
答え 360g(9%は240g)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、0.04x+0.09(600-x) と 0.06×600 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
混ぜても食塩の量は変わらないので、2つの食塩をたした量が、できた食塩水の食塩の量になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:0.04x+0.09(600-x)=(0.04+0.09)×600 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?混ぜると濃度どうしもたせると考え、4%と9%で13%になると思ってしまう。
どう確かめる?この式ではx=-480とマイナスになる。4%と9%を混ぜると濃度は4%と9%の間になるので、できるのは6%の食塩水だと見直す。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」
Aさんはこう書きました:0.04x+0.09x=0.06×600 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?9%の食塩水の重さも x g だと考えてしまう。
どう確かめる?この式ではx=276.92…になる。xに276.92…を2つ分入れると合計はおよそ554gで、600gにならない。9%の方は600-x gだと見直す。
気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)