割合の文章題 009

割合 009 ★★★ 発展

ある催しの昨年の入場者数は、男女合わせて1500人でした。今年は男性が8%減り、女性が12%増えたので、全体では40人増えました。昨年の男性の入場者数を求めなさい。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図昨年 1500人:男 ?人+女、今年 40人増えた:男 8%減+女 12%増昨年 1500人男 ?人女今年 40人増えた男 8%減女 12%増
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

昨年の男性の入場者数をx人とする(女性は1500-x人)

ほかの置き方
  • 昨年の女性の入場者数をx人とする(男性は1500-x人)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(人)

✏ 答案に書く

  • 昨年の女性:1500-x(人)
  • 男性の減った人数:0.08x(人)
  • 女性の増えた人数:0.12(1500-x)(人)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分式単位
昨年の女性1500-x人
男性の減った人数x人0.08倍(8%)0.08x人
女性の増えた人数(1500-x)人0.12倍(12%)0.12(1500-x)人

(「4. つなぐ」で式を選んだあとに、残りの部品が出るよ)

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

やってみよう:式を選ぶ

昨年の男性を x 人とするよ。男性の減った人数と女性の増えた人数を考えて、方程式を選ぼう。

方程式

✏ 答案に書く

女性の増えた人数から男性の減った人数をひいた数が、全体で増えた40人と同じなので、

-0.08x+0.12(1500-x)=40

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン A 合計

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. -0.08x+0.12(1500-x)=40
  2. -0.08x+180-0.12x=40
  3. -0.2x=-140
  4. x=700

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=700 を -0.08x+0.12(1500-x)=40 に代入すると、

左辺:-0.08×700+0.12(1500-700)=40

右辺:40

左辺と右辺が等しいので、x=700 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 40 と右辺 40 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

昨年の男性が700人なら女性は800人。男性は700×0.08=56人減り、女性は800×0.12=96人増えるので、全体では96-56=40人増えて、問題と合う。

✏ 答案に書く

昨年の男性の入場者数は、700人である。

答え 700人(女性800人)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく昨年の男性の入場者数をx人とする(女性は1500-x人)。
  2. 表す昨年の女性:1500-x(人)
    男性の減った人数:0.08x(人)
    女性の増えた人数:0.12(1500-x)(人)
  3. つなぐ女性の増えた人数から男性の減った人数をひいた数が、全体で増えた40人と同じなので、
    -0.08x+0.12(1500-x)=40
  4. 解く-0.08x+0.12(1500-x)=40
    -0.08x+180-0.12x=40
    -0.2x=-140
    x=700
  5. 確かめるx=700 を代入すると、
    左辺:-0.08×700+0.12(1500-700)=40
    右辺:40
    左辺と右辺が等しいので、x=700 は方程式の解である。
  6. 解けた昨年の男性の入場者数は、700人である。
    答え 700人(女性800人)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、-0.08x+0.12(1500-x) と 40 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

女性が増えた分から男性が減った分をひくと、全体で増えた40人になるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」

Aさんはこう書きました:-0.08x+0.12x=40 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?女性も x 人だと考え、男性と女性を同じ文字で表してしまう。

どう確かめる?この式ではx=1000になる。xに1000を入れると、男性1000人と女性1000人で合わせて2000人になり、昨年の1500人と合わない。女性は1500-x人だと見直す。

気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:-8x+12(1500-x)=40 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?%を小数に直し忘れ、8%を8倍にしてしまう。

どう確かめる?この式ではx=898になる。xに898を入れると、男性はおよそ72人減り、女性もおよそ72人増えて、全体はほとんど変わらない。8%は0.08と小数に直すと見直す。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

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ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

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学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)

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  1. 前に学ぶ単元正負の数、文字の式 準備中
  2. いまの単元1次方程式(中1)
  3. 次に学ぶ単元連立方程式 準備中

関連する単元

分野のつながりは ③方程式 のページで見られるよ。