割合の文章題 010

割合 010 ★★☆ 発展

ある家の今月の電気使用量は、先月より12%少なくなりました。減った量は66kWh(キロワット時)です。先月と今月の電気使用量を求めなさい。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

線分図先月、今月(12%少ない)先月?kWh減った 66kWh今月(12%少ない)?kWh
線分図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

先月の電気使用量をxkWhとする

ほかの置き方
  • 今月の電気使用量をxkWhとする(先月はx+66kWh)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(kWh)

✏ 答案に書く

  • 先月から減った量:0.12x(kWh)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分式単位
先月から減った量xkWh0.12倍(12%)0.12xkWh
今月の使用量xkWh0.88倍(1-0.12)0.88xkWh

(「4. つなぐ」で式を選んだあとに、残りの部品が出るよ)

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

やってみよう:式を選ぶ

先月の使用量を x kWh とするよ。66kWhが何の量かに気をつけて、□に入る式を選ぼう。

□=66

□に入る式

✏ 答案に書く

先月の12%にあたる減った量が、実際に減った66kWhと同じなので、

0.12x=66

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン B 2通り

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 0.12x=66
  2. x=66÷0.12
  3. x=550

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=550 を 0.12x=66 に代入すると、

左辺:0.12×550=66

右辺:66

左辺と右辺が等しいので、x=550 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 66 と右辺 66 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

先月が550kWhなら、その12%は550×0.12=66kWh。今月は550-66=484kWhで、先月より12%少なく66kWh少ないので、問題と合う。

✏ 答案に書く

先月の電気使用量は、550kWhである。

答え 先月550kWh、今月484kWh

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく先月の電気使用量をxkWhとする。
  2. 表す先月から減った量:0.12x(kWh)
  3. つなぐ先月の12%にあたる減った量が、実際に減った66kWhと同じなので、
    0.12x=66
  4. 解く0.12x=66
    x=66÷0.12
    x=550
  5. 確かめるx=550 を代入すると、
    左辺:0.12×550=66
    右辺:66
    左辺と右辺が等しいので、x=550 は方程式の解である。
  6. 解けた先月の電気使用量は、550kWhである。
    答え 先月550kWh、今月484kWh

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、0.12x と 66 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

先月の12%が、減った66kWhのことだから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x-12=66 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?「12%少ない」を、12kWh少ないと読んでしまう。

どう確かめる?xに78を入れると、78kWhの12%はおよそ9kWhで、66kWhにならない。12%は先月の0.12倍だと見直す。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」

Aさんはこう書きました:0.88x=66 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?今月の使用量(先月の88%)と、減った量の66kWhを取りちがえる。

どう確かめる?xに75を入れると、先月75kWhで今月66kWhとなり、減ったのは9kWhだけ。66kWhは減った量(先月の12%)だと見直す。

気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。

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つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

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学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)

前の単元・次の単元

  1. 前に学ぶ単元正負の数、文字の式 準備中
  2. いまの単元1次方程式(中1)
  3. 次に学ぶ単元連立方程式 準備中

関連する単元

分野のつながりは ③方程式 のページで見られるよ。