図形の文章題 004
上底(じょうてい)がxcm、下底(かてい)は上底より4cm長く、高さ6cmの台形の面積が54cm²です。上底を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
台形の上底の長さをxcmとする(下底はx+4cm)
ほかの置き方
- 台形の下底の長さをxcmとする(上底はx-4cm)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(長さはcm、面積はcm²)
✏ 答案に書く
- 上底:x(cm)
- 下底:x+4(cm)
- 台形の面積:{x+(x+4)}×6÷2(cm²)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 上底 | x | cm | ||
| 下底 | x+4 | cm | ||
| 台形の面積 | {x+(x+4)}×6÷2 | cm² |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
台形の面積が、54cm²になる。□に入る式を選ぼう。
□=54
- ヒント1/3:台形の面積は、どの長さを使って求めるかな? 下底は上底とくらべてどうなっているかな?
- ヒント2/3:下底は x+4 cm だね。上底と下底をたすとき、かっこでまとめて表そう。
✏ 答案に書く
台形の面積の公式で求めた面積が、54cm²と同じなので、
{x+(x+4)}×6÷2=54
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン E きまり
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- {x+(x+4)}×6÷2=54
- (2x+4)×3=54
- 6x+12=54
- 6x=42
- x=7
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=7 を {x+(x+4)}×6÷2=54 に代入すると、
左辺:{7+(7+4)}×6÷2=54
右辺:54
左辺と右辺が等しいので、x=7 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 54 と右辺 54 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
上底7cmなら下底は7+4=11cm。面積は(7+11)×6÷2=54cm²で、問題と合う。
✏ 答案に書く
台形の上底の長さは、7cmである。
答え 上底7cm(下底11cm)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく台形の上底の長さをxcmとする(下底はx+4cm)。
- 表す上底:x(cm)
下底:x+4(cm)
台形の面積:{x+(x+4)}×6÷2(cm²) - つなぐ台形の面積の公式で求めた面積が、54cm²と同じなので、
{x+(x+4)}×6÷2=54 - 解く{x+(x+4)}×6÷2=54
(2x+4)×3=54
6x+12=54
6x=42
x=7 - 確かめるx=7 を代入すると、
左辺:{7+(7+4)}×6÷2=54
右辺:54
左辺と右辺が等しいので、x=7 は方程式の解である。 - 解けた台形の上底の長さは、7cmである。
答え 上底7cm(下底11cm)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、{x+(x+4)}×6÷2 と 54 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
台形の面積の公式に上底と下底と高さを入れると、54cm²になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:{x+(x+4)}×6=54 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?台形の面積の公式の「÷2」を忘れてしまう。
どう確かめる?xに2.5を入れると、上底2.5cm、下底6.5cmで、面積は(2.5+6.5)×6÷2=27cm²。54cm²の半分なので、÷2 を入れたか見直す。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:(x+4)×6÷2=54 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?上底をたすのを忘れ、下底だけで計算してしまう。
どう確かめる?xに14を入れると、上底14cm、下底18cmで、面積は(14+18)×6÷2=96cm²。54cm²にならないので、上底+下底 になっているか見直す。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 長方形の周・面積、三角形の面積、角の和など、公式を思い出せる?
小4「図形の公式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:底辺が12cm、高さが7cmの三角形の面積は何cm²ですか。
答えを見る
42cm²
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)