図形の文章題 003
三角形の3つの角のうち、2番目の角は1番目の角の2倍、3番目の角は1番目の角より20°大きいです。3つの角を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
1番目の角の大きさをx°とする
ほかの置き方
- 3番目の角の大きさをx°とする(1番目はx-20°、2番目は2(x-20)°)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(°)
✏ 答案に書く
- 1番目の角:x(°)
- 2番目の角:2x(°)
- 3番目の角:x+20(°)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 1番目の角 | x | ° | ||
| 2番目の角 | x° | 2倍 | 2x | ° |
| 3番目の角 | x+20 | ° |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
3つの角をたすと、三角形の角の和になる。□に入る式を選ぼう。
x+2x+□=180
- ヒント1/3:三角形の3つの角をたすと、何度になるかな?
- ヒント2/3:3番目の角は、1番目の角 x° をもとにして表すよ。「20°大きい」は、たし算かな、かけ算かな?
✏ 答案に書く
1番目・2番目・3番目の角をたした和が、三角形の角の和の180°と同じなので、
x+2x+(x+20)=180
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン E きまり
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x+2x+(x+20)=180
- 4x+20=180
- 4x=160
- x=40
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=40 を x+2x+(x+20)=180 に代入すると、
左辺:40+2×40+(40+20)=180
右辺:180
左辺と右辺が等しいので、x=40 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 180 と右辺 180 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
1番目40°なら、2番目は40×2=80°、3番目は40+20=60°。和は40+80+60=180°で、問題と合う。
✏ 答案に書く
1番目の角は40°、2番目の角は 2×40=80°、3番目の角は 40+20=60° である。
答え 1番目40°、2番目80°、3番目60°
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく1番目の角の大きさをx°とする。
- 表す1番目の角:x(°)
2番目の角:2x(°)
3番目の角:x+20(°) - つなぐ1番目・2番目・3番目の角をたした和が、三角形の角の和の180°と同じなので、
x+2x+(x+20)=180 - 解くx+2x+(x+20)=180
4x+20=180
4x=160
x=40 - 確かめるx=40 を代入すると、
左辺:40+2×40+(40+20)=180
右辺:180
左辺と右辺が等しいので、x=40 は方程式の解である。 - 解けた1番目の角は40°、2番目の角は 2×40=80°、3番目の角は 40+20=60° である。
答え 1番目40°、2番目80°、3番目60°
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x+2x+(x+20) と 180 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
三角形の3つの角をたすと、必ず180°になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
文字と数を並べてしまうつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+2x+20=180 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「20°大きい」から、3番目の角を20°だけにしてしまい、xを書き忘れる。
どう確かめる?xに40を入れると、3番目の角は20°になり、1番目の40°より20°大きくならない。3番目は1番目のx°に20°をたして x+20 にする。
気づくコツ:x は数だよ。「x円より50円高い」は x+50。x に100を入れて意味を確かめよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:x+2x+(x+20)=360 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?四角形の角の和360°と取りちがえてしまう。
どう確かめる?xに85を入れると、85°と170°の2つだけで180°をこえ、三角形が作れない。三角形の角の和は180°。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 長方形の周・面積、三角形の面積、角の和など、公式を思い出せる?
小4「図形の公式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:底辺が12cm、高さが7cmの三角形の面積は何cm²ですか。
答えを見る
42cm²
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)