平均の文章題 002
現在、兄は3000円、弟は1200円持っています。これから毎月、兄は200円ずつ、弟は500円ずつ貯金すると、何か月後に2人の貯金額が等しくなりますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
兄と弟の貯金が等しくなるまでの月数を、xか月後とする
ほかの置き方
- 等しくなったときの金額をx円とする((x-3000)/200 か月と (x-1200)/500 か月が同じ)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(円・か月)
✏ 答案に書く
- 兄がxか月で増やす額:200x(円)
- xか月後の兄:3000+200x(円)
- 弟がxか月で増やす額:500x(円)
- xか月後の弟:1200+500x(円)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 兄がxか月で増やす額 | 200円 | xか月 | 200x | 円 |
| xか月後の兄 | 3000+200x | 円 | ||
| 弟がxか月で増やす額 | 500円 | xか月 | 500x | 円 |
| xか月後の弟 | 1200+500x | 円 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
xか月後に、兄と弟の貯金額が等しくなる。□に入る式を選ぼう。
3000+200x=□
- ヒント1/3:弟は今いくら持っていて、毎月いくら増えるかな?
- ヒント2/3:弟が xか月で増やす額は 500x 円。xか月後の弟の貯金額は、この 500x 円だけかな? 今持っている1200円をどう扱うか考えて表そう。
✏ 答案に書く
xか月後に2人の貯金額が等しくなると問題文が言っているので、
3000+200x=1200+500x
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 3000+200x=1200+500x
- 200x-500x=1200-3000
- -300x=-1800
- x=6
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=6 を 3000+200x=1200+500x に代入すると、
左辺:3000+200×6=4200
右辺:1200+500×6=4200
左辺と右辺が等しいので、x=6 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 4200 と右辺 4200 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
6か月後、兄は 3000+200×6=4200円、弟は 1200+500×6=4200円。2人とも4200円で等しくなり、問題と合う。
✏ 答案に書く
兄と弟の貯金が等しくなるのは、6か月後である。
答え 6か月後(どちらも4200円)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく兄と弟の貯金が等しくなるまでの月数を、xか月後とする。
- 表す兄がxか月で増やす額:200x(円)
xか月後の兄:3000+200x(円)
弟がxか月で増やす額:500x(円)
xか月後の弟:1200+500x(円) - つなぐxか月後に2人の貯金額が等しくなると問題文が言っているので、
3000+200x=1200+500x - 解く3000+200x=1200+500x
200x-500x=1200-3000
-300x=-1800
x=6 - 確かめるx=6 を代入すると、
左辺:3000+200×6=4200
右辺:1200+500×6=4200
左辺と右辺が等しいので、x=6 は方程式の解である。 - 解けた兄と弟の貯金が等しくなるのは、6か月後である。
答え 6か月後(どちらも4200円)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、3000+200x と 1200+500x を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
兄のお金と弟のお金が、xか月後に同じになると書いてあるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:3000+500x=1200+200x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?兄と弟の毎月の貯金額を入れちがえる。
どう確かめる?この式を解くと x=-6 で、「何か月後」なのにマイナスになる。xに1を入れて、1か月後に兄が3200円になるか確かめる。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:3000-1200=500x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?弟だけが貯金すると考え、兄の毎月200円を忘れる。
どう確かめる?解くと x=3.6。3.6か月後には兄も720円増えているので、2人は等しくならない。1か月で差は 500-200=300円 ずつ縮まることを確かめる。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)