過不足・配分の文章題 008
12000円をA、B、Cの3人で分けます。BはAの2倍より500円少なく、CはBより1000円多くなるようにします。Aの金額を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
Aが受け取る金額をx円とする
ほかの置き方
- Bが受け取る金額をx円とする(Aは (x+500)/2 円、Cは x+1000 円)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(円)
✏ 答案に書く
- Aの金額:x(円)
- Aの2倍:2x(円)
- Bの金額:2x-500(円)
- Cの金額:(2x-500)+1000(円)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| Aの金額 | x | 円 | ||
| Aの2倍 | x円 | 2倍 | 2x | 円 |
| Bの金額 | 2x-500 | 円 | ||
| Cの金額 | (2x-500)+1000 | 円 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
A、B、Cの金額を合わせると12000円になる。□に入るCの金額の式を選ぼう。
x+(2x-500)+(□)=12000
- ヒント1/3:Cの金額は、だれの金額をもとにしているかな?
- ヒント2/3:Cの金額のもとになるのは、Bの金額 2x-500 円。Cはそれより多いかな、少ないかな? 1000円とのちがいを式で表そう。
✏ 答案に書く
A、B、Cの金額を合わせると、分ける12000円と同じなので、
x+(2x-500)+(2x-500+1000)=12000
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x+(2x-500)+(2x-500+1000)=12000
- x+2x-500+2x+500=12000
- 5x=12000
- x=2400
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=2400 を x+(2x-500)+(2x-500+1000)=12000 に代入すると、
左辺:2400+(2×2400-500)+(2×2400-500+1000)=12000
右辺:12000
左辺と右辺が等しいので、x=2400 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 12000 と右辺 12000 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
Aが2400円なら、Bは 2400×2-500=4300円、Cは 4300+1000=5300円。3人の合計は 2400+4300+5300=12000円になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
Aが受け取る金額は、2400円である。
答え A2400円、B4300円、C5300円
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくAが受け取る金額をx円とする。
- 表すAの金額:x(円)
Aの2倍:2x(円)
Bの金額:2x-500(円)
Cの金額:(2x-500)+1000(円) - つなぐA、B、Cの金額を合わせると、分ける12000円と同じなので、
x+(2x-500)+(2x-500+1000)=12000 - 解くx+(2x-500)+(2x-500+1000)=12000
x+2x-500+2x+500=12000
5x=12000
x=2400 - 確かめるx=2400 を代入すると、
左辺:2400+(2×2400-500)+(2×2400-500+1000)=12000
右辺:12000
左辺と右辺が等しいので、x=2400 は方程式の解である。 - 解けたAが受け取る金額は、2400円である。
答え A2400円、B4300円、C5300円
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x+(2x-500)+(2x-500+1000) と 12000 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
3人がもらうお金を全部たすと、はじめの12000円になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+(2x-500)+(x+1000)=12000 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「Bより1000円多い」を、Aより1000円多いと読みまちがえる。
どう確かめる?この式を解くと x=2875。Bは5250円、Cは3875円となり、CがBより少なくなって問題に合わない。Cの式がBをもとにしているか見直す。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
文字と数を並べてしまうつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+(2x-500)+1000=12000 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?Cを「1000円」だけにして、Bの分をたし忘れる。
どう確かめる?解くと x=3833.3… で、お金が割り切れない。CはBより1000円多いので (2x-500)+1000 と書く。
気づくコツ:x は数だよ。「x円より50円高い」は x+50。x に100を入れて意味を確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)