平均の文章題 004

平均 004 ★★★ 発展

男子20人、女子15人のクラスで数学のテストをしました。女子の平均点は男子の平均点より7点高く、クラス全体の平均点は63点でした。男子の平均点を求めなさい。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図全体の平均 63点:男子20人 平均?点+女子15人 男子より7点高い。合計は 35人全体の平均 63点合計 35人男子20人 平均?点女子15人 男子より7点高い
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

男子の平均点をx点とする(女子はx+7点)

ほかの置き方
  • 女子の平均点をx点とする(男子はx-7点)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(点・人)

✏ 答案に書く

  • 女子の平均点:x+7(点)
  • 男子の合計点:20x(点)
  • 女子の合計点:15(x+7)(点)
  • クラス全体の合計点:63×35(点)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分式単位
女子の平均点x+7点
男子の合計点x点20人20x点
女子の合計点x+7点15人15(x+7)点
クラス全体の合計点63点35人63×35点

(「4. つなぐ」で式を選んだあとに、残りの部品が出るよ)

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

やってみよう:式を選ぶ

男子の平均点を x 点とするよ。方程式を選ぼう。

方程式

✏ 答案に書く

クラス全体の合計点を、男女別に求めても平均63点から求めても同じなので、

20x+15(x+7)=63×35

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン B 2通り

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 20x+15(x+7)=63×35
  2. 20x+15x+105=2205
  3. 35x+105=2205
  4. 35x=2100
  5. x=60

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=60 を 20x+15(x+7)=63×35 に代入すると、

左辺:20×60+15(60+7)=2205

右辺:63×35=2205

左辺と右辺が等しいので、x=60 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 2205 と右辺 2205 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

男子の平均が60点なら、女子は67点。合計点は 20×60+15×67=1200+1005=2205点。2205÷35=63 で全体の平均は63点になり、問題と合う。

✏ 答案に書く

男子の平均点は、60点である。

答え 男子60点(女子67点)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく男子の平均点をx点とする(女子はx+7点)。
  2. 表す女子の平均点:x+7(点)
    男子の合計点:20x(点)
    女子の合計点:15(x+7)(点)
    クラス全体の合計点:63×35(点)
  3. つなぐクラス全体の合計点を、男女別に求めても平均63点から求めても同じなので、
    20x+15(x+7)=63×35
  4. 解く20x+15(x+7)=63×35
    20x+15x+105=2205
    35x+105=2205
    35x=2100
    x=60
  5. 確かめるx=60 を代入すると、
    左辺:20×60+15(60+7)=2205
    右辺:63×35=2205
    左辺と右辺が等しいので、x=60 は方程式の解である。
  6. 解けた男子の平均点は、60点である。
    答え 男子60点(女子67点)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、20x+15(x+7) と 63×35 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

男子の合計点と女子の合計点をたしたものと、63点×35人は、どちらもクラス全員の合計点だから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:(x+(x+7))÷2=63 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?男子と女子の人数がちがうのに、2つの平均をたして2でわってしまう。

どう確かめる?解くと x=59.5。男子59.5点・女子66.5点で合計点を出すと 1190+997.5=2187.5点、35人でわると62.5点で63点に合わない。人数をかけて合計点で考える。

気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。

かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:20x+15x+7=63×35 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?女子は1人ずつ7点高いのに、7を1回だけたしてしまう。

どう確かめる?解くと x=62.8 になる。女子15人がそれぞれ7点高いので、増える点は 7×15=105点。15(x+7) とかっこをつける。

気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。

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つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

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学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)

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  1. 前に学ぶ単元正負の数、文字の式 準備中
  2. いまの単元1次方程式(中1)
  3. 次に学ぶ単元連立方程式 準備中

関連する単元

分野のつながりは ③方程式 のページで見られるよ。