平面図形の問題プリント

全36問。作図は別の紙にも大きくかこう。円周率はπを使うよ。

ブラウザーの印刷画面で、PDFとして保存することもできるよ。

1. 線分・直線・半直線

AからBまでの部分だけを表すのは、線分AB・直線AB・半直線ABのどれ?

上の線はAからBまで。中央の線はAとBを通り両側へ続く。下の線はAからBの方向へ続くABAB←→AB→

答え:線分AB

  1. 線分は両端が決まっている。
  2. 直線は両側へ限りなく延びる。半直線ABはAを端点に、Bの方向へ延びる。

図の紙面に端があっても、直線そのものに端はないよ。

2. 角の頂点はどこ?

∠ABCの頂点はA・B・Cのどの点?

BAはBから右上へ、BCはBから右へ延びているBAC∠ABC

答え:B

  1. ∠ABCは、半直線BAと半直線BCでできる角。
  2. 2本の半直線の共通の端点はBだね。

3文字で書けば、同じ図に角がいくつもあっても、どの角か伝えられるよ。

3. 垂直を記号で表そう

直線lと直線mが直角に交わることを表す記号を選ぼう。

直線lとmが直角に交わるlm

答え:l ⊥ m

  1. 直角に交わる2直線を、垂直であるという。
  2. 垂直の記号は⊥。平行の記号∥と区別しよう。

記号を使うと、図形の位置関係を短く正確に伝えられるよ。

4. 点と直線の距離

点Pから直線lに下ろした垂線の足をHとする。PH=4cm、l上の別の点QまでのPQ=5cmのとき、Pとlの距離は何cm?

Pから直線lへの垂線PHは4cm、斜めの線分PQは5cm。PHとlは直角PHQ4cm5cml

答え:4cm

  1. PHはlに垂直な線分。
  2. 点と直線の距離はPHの長さなので、4cm。

斜めに引いた線より、直角に届く線分が最短になるよ。

5. 弧と弦を区別しよう

円周上の2点A、Bを結ぶ直線の部分(線分AB)を何という?

円の中心Oと円周上のA、B。線分ABは中心を通らないABO

答え:弦

  1. AとBを結ぶ線分が弦。
  2. AとBを端とする円周の一部が弧。

円の中心を通る弦は、特別に直径と呼ぶよ。

6. 円の面積を復習

半径4cmの円の面積は何π cm²? □π cm²の□に入る数を答えよう。

半径4cmの円。中心から円周までの線分が半径O4cm

答え:16π cm²

  1. 半径は4cm。
  2. 4×4×π=16π。

おうぎ形の面積を求めるときも、まず円全体の面積を考えるよ。

7. 平行移動した点

点A(1, 2)を、右に3、上に1だけ平行移動する。移った点A′の座標を選ぼう。

移動する前の点A(1, 2)。1目盛りは1。移動先はまだ示していない。xyOA

答え:(4, 3)

  1. x座標は1+3=4。
  2. y座標は2+1=3。

平行移動では、すべての点を同じ方向へ同じ距離だけ動かすよ。

8. 三角形をずらそう

A(1, 1)、B(3, 1)、C(1, 2)を頂点とする三角形を、左に2、上に3だけ平行移動する。A′・B′・C′の座標をノートに書こう。

答え:A′(-1, 4)、B′(1, 4)、C′(-1, 5)

  1. Aは(1−2, 1+3)=(-1, 4)。
  2. Bは(3−2, 1+3)=(1, 4)。
  3. Cは(1−2, 2+3)=(-1, 5)。

各頂点が同じ動きをするから、辺の長さも角の大きさも変わらないよ。

9. 軸で折り返そう

点A(3, 2)をy軸について対称移動する。A′の座標を選ぼう。

移動する前の点A(3, 2)。1目盛りは1。移動先はまだ示していない。xyOA

答え:(-3, 2)

  1. 高さを表すy座標は2のまま。
  2. y軸の右3から左3へ移るので、x座標は−3。

対応する2点を結ぶ線分は、対称軸に垂直で、対称軸で二等分されるよ。

10. 90°回転の向き

点A(2, 0)を原点Oのまわりに反時計回りに90°回転移動する。A′の座標を選ぼう。

移動する前の点A(2, 0)。1目盛りは1。移動先はまだ示していない。xyOA

答え:(0, 2)

  1. OAの長さ2を保つ。
  2. 右向きから反時計回りに90°回すと、上向きになる。

回転の中心・向き・角度の3つが決まると移動先が決まるよ。

11. 180°回転と中点

点Aを点Oのまわりに180°回転してA′に移した。AO=3cmのとき、AA′は何cm?

答え:6cm

  1. 180°回すと、A・O・A′はこの順に一直線に並ぶ。
  2. OA′=OA=3cmなので、AA′=3+3=6cm。

180°回転は点対称移動とも呼ぶよ。

12. 移動の説明を直そう

「三角形は向きが同じだから、必ず平行移動で重なる」と言ってよいかな。必要な条件も説明しよう。

答え:向きが同じというだけではいえない。対応するすべての点が、同じ方向に同じ距離だけ移るかを確かめる。

  1. 拡大した三角形は、向きが同じでも平行移動で重ならない。
  2. 対応する点の移動方向と移動距離を確かめる。

見た目だけで決めず、移動の決まりに戻ることが大切だよ。

13. 垂直二等分線を引こう

ノートに線分ABをかこう。定規とコンパスで、ABの垂直二等分線を作図しよう。作図に使った弧も残そう。

答え:A・Bを中心に同じ半径の弧をかき、2つの交点P・Qを通る直線を引く。

PとQを結ぶ直線は、ABと中点Mで垂直に交わる。ABPQM
  1. コンパスをABの半分より大きく開く。
  2. A・Bを中心に同じ半径の弧を上下で交わらせ、交点をP・Qとする。
  3. 直線PQを引く。ABとの交点が中点になる。

PもQもAとBからの距離が等しい。直線PQを折り目にするとAとBが重なるので、PQはABを垂直に二等分するよ。

14. 角を二等分しよう

ノートに∠XOYをかこう。定規とコンパスだけで、その二等分線を作図しよう。

答え:OX・OY上にOA=OBとなるA・Bを取り、A・Bから同じ半径の弧を交わらせた点Pへ半直線OPを引く。

角XOYの両側にOA=OBの点を取り、AとBから等距離のPを通る二等分線OPOABPXY
  1. Oを中心に弧をかき、OXとの交点をA、OYとの交点をBとする。
  2. A・Bを中心に同じ半径の弧を、角の内側で交わらせる。Oと異なる交点をPとする。
  3. 半直線OPを引く。

OA=OB、PA=PBだから、OPで折るとOAとOBが重なるよ。等しい長さを2組作るのが手がかり。

15. 直線上の点を通る垂線

直線l上に点Pを取る。Pを通りlに垂直な直線を、定規とコンパスで作図しよう。

答え:Pを中点とするABをl上に作り、ABの垂直二等分線を引く。

直線l上のPから等距離にA、Bを取り、両点から等距離のQを通る垂線を引くABPQl
  1. Pを中心に弧をかき、lとの交点をA・Bとする。
  2. A・Bを中心に同じ半径の弧をかき、lの外の交点Qを作る。
  3. PとQを通る直線を引く。

PA=PBなのでPはABの中点。QもAとBから等距離だから、PQが垂直二等分線になるよ。

16. 直線の外から下ろす垂線

直線lの外に点Pを取る。Pからlへ垂線を作図しよう。

答え:Pを中心とする弧とlとの交点をA・Bとし、ABの垂直二等分線を引く。

直線lの外のPから等距離のA、Bを直線上に取り、PとQを結ぶ垂線を作るABPQl
  1. Pを中心に、lと2点で交わる大きさの弧をかき、交点をA・Bとする。
  2. A・Bを中心に同じ半径の弧をかき、Pと異なる交点Qを作る。
  3. 直線PQを引く。

PA=PB、QA=QBだから、PとQはともにABの垂直二等分線上にあるよ。

17. 60°から30°へ

定規とコンパスで30°の角を作図しよう。まず正三角形の60°を使って考えよう。

答え:正三角形を作図し、その1つの角の二等分線を引く。

3辺が等しい正三角形ABC。Aの60度を二等分すると30度になるABC30°
  1. 線分ABを引き、A・Bを中心に半径ABの円をかく。交点の1つをCとする。
  2. AC・BCを結ぶと、AB=BC=CAの正三角形ができる。
  3. ∠CAB=60°の二等分線を作図すると、30°になる。

等しい半径から正三角形ができる。その対称性を使って、60°をさらに半分にできるよ。

18. なぜ半径をそろえる?

ABの垂直二等分線を作るとき、Aからの弧とBからの弧で、コンパスの開きを変えてはいけないのはなぜ?

答え:PA=PBとなる点を作るため。開きを変えると、交点までの距離が等しいとはいえなくなる。

PとQを結ぶ直線は、ABと中点Mで垂直に交わる。ABPQM
  1. 同じ半径なら、交点PはA・Bの両方から同じ距離にある。
  2. 開きを変えるとPAとPBが違い、Pが垂直二等分線上にある根拠がなくなる。

作図の手順には、必要な性質を作る理由があるよ。

19. 直径から円周へ

直径10cmの円の円周は何π cm? □π cmの□を答えよう。

答え:10π cm

  1. 直径は10cm。
  2. 円周=10×π=10π cm。

半径を使うなら2×5×π。同じ長さになるね。

20. 接点でできる角

円の中心をO、接点をT、Tを通る接線上の別の点をAとする。∠OTAは何度?

中心Oの円に接点Tで接する直線l。半径OTとlは垂直OTAl

答え:90°

  1. OTは接点を通る半径。
  2. 接線TAはOTに垂直なので、∠OTA=90°。

接線は円と1点だけを共有する直線で、接点を通る半径に垂直だよ。

21. 円周上の点で接線を作図

中心Oの円と、円周上の点Tがある。Tにおける接線を、定規とコンパスで作図しよう。

答え:直線OTを引き、Tを通るOTの垂線を作図する。

中心Oの円に接点Tで接する直線l。半径OTとlは垂直OTAl
  1. OとTを通る直線を引く。
  2. Tを中心とする弧で、その直線上にTA=TBとなる2点A・Bを取る。
  3. ABの垂直二等分線を作図する。この直線が接線。

円の接線は接点を通る半径に垂直。直線上の点を通る垂線の作図を使えるね。

22. 接線かどうかを判断

円周上の点Tを通る直線lと半径OTのなす小さい方の角が70°だった。lはこの円の接線といえる?

答え:接線ではない

  1. 接点を通る半径と接線のなす角は90°。
  2. 70°は90°ではないので、lは接線ではない。

性質を使えば、図が接しているように見えても判断できるよ。

23. 円の中心を見つけよう

中心の印が消えた円がある。定規とコンパスで中心を見つける方法を説明しよう。

答え:平行でない2本の弦の垂直二等分線を作図し、その交点を中心とする。

円の2本の弦の垂直二等分線が中心Oで交わるABCO
  1. 円周上に3点A・B・Cを取り、弦AB・ACを引く。
  2. AB・ACの垂直二等分線を作図する。
  3. 2本の垂直二等分線の交点が中心O。

OA=OB=OCなので、中心は2本の垂直二等分線の両方にのるよ。

24. 接線までの距離

半径5cmの円に直線lが点Tで接している。中心Oからlまでの距離は何cm?

中心Oの円に接点Tで接する直線l。半径OTとlは垂直OTAl

答え:5cm

  1. 接線lと半径OTは垂直。
  2. 点と直線の距離は垂線の長さなので、OT=5cm。

点と直線の距離と、接線の性質がつながったね。

25. 弧は円周の何分のいくつ?

半径6cm、中心角60°のおうぎ形の弧の長さは何π cm? □π cmの□を答えよう。

半径6、中心角60度のおうぎ形。弧と半径2本で囲まれるO6cm60°

答え:2π cm

  1. 円周は2×6×π=12π cm。
  2. 60÷360=1/6。
  3. 12π×1/6=2π cm。

同じ半径なら、弧の長さは中心角に比例するよ。

26. おうぎ形の面積

半径6cm、中心角120°のおうぎ形の面積は何π cm²? □π cm²の□を答えよう。

半径6、中心角120度のおうぎ形。弧と半径2本で囲まれるO6cm120°

答え:12π cm²

  1. 円の面積は6×6×π=36π cm²。
  2. 120÷360=1/3。
  3. 36π×1/3=12π cm²。

円を中心から同じ角度に分けると、同じ面積に分かれるよ。

27. 弧と周の長さは違う

半径4cm、中心角90°のおうぎ形の周の長さを、πを使ってノートに答えよう。

答え:(8+2π) cm

半径4、中心角90度のおうぎ形。弧と半径2本で囲まれるO4cm90°
  1. 弧の長さは2×4×π×90/360=2π cm。
  2. 半径の部分が2本あるので、4+4=8cm。
  3. 周の長さは8+2π cm。

周の長さは、弧と半径2本の長さを足したものだよ。

28. 弧の長さから中心角へ

半径9cmのおうぎ形の弧の長さは6π cm。中心角は何度?

答え:120°

  1. 円周は2×9×π=18π cm。
  2. 弧の割合は6π÷18π=1/3。
  3. 中心角は360×1/3=120°。

弧の割合と中心角の割合は同じだよ。

29. 面積から中心角へ

半径8cmのおうぎ形の面積は16π cm²。中心角は何度?

答え:90°

  1. 円全体の面積は8×8×π=64π cm²。
  2. 面積の割合は16π÷64π=1/4。
  3. 中心角は360×1/4=90°。

同じ円の中なら、面積の割合から中心角を戻せるよ。

30. 中心角が2倍になると?

同じ半径のおうぎ形で、中心角を40°から80°にする。弧の長さと面積はそれぞれ何倍になる? 理由も説明しよう。

答え:弧の長さも面積も2倍。

  1. 40°から80°は2倍。
  2. 円周や円の面積にかける割合も40/360から80/360へ2倍になる。

半径が変わらないとき、弧の長さと面積はどちらも中心角に比例するよ。

31. 2つの家から等距離の場所

地図上に家A・Bとまっすぐな道lがある。lはABの垂直二等分線と1点で交わる。道の上で、2つの家からの直線距離が等しい場所Pを作図しよう。

答え:ABの垂直二等分線を作図し、道lとの交点をPとする。

家A、Bを結ぶ線分の垂直二等分線と、斜めの道lとの交点PABP道l
  1. 等距離の点がのるABの垂直二等分線を作図する。
  2. 道lとの交点をPにする。
  3. PA=PB、Pはl上、の2つを確かめる。

条件に合う場所をそれぞれ線で表し、両方を満たす交点を探す考え方だよ。

32. 2本の道から等距離の場所

交わる2本の直線でできる90°より小さい角の内側で、2本の直線からの距離が等しい場所を考える。そのような点がのる半直線を作図しよう。

答え:指定された角の二等分線を作図する。

角XOYの両側にOA=OBの点を取り、AとBから等距離のPを通る二等分線OPOABPXY
  1. 角の頂点から等距離の点を両側に取る。
  2. 2点から同じ半径の弧を交わらせる。
  3. 頂点から交点へ半直線を引く。

二等分線で折り返すと2本の直線が重なり、点から両方の直線へ下ろす垂線の長さも等しくなるよ。

33. 45°の折り目

紙の直角の角を、重なるように2等分する折り目を考えよう。同じ折り目を定規とコンパスで作図するとき、元の辺との角は何度になる?

答え:45°

  1. 直角は90°。
  2. 角の二等分線は角を等しく分けるので、90÷2=45°。

紙を折る操作と、角の二等分線の作図は、対称性でつながっているよ。

34. タイルの模様を説明

A(0,0)、B(2,0)、C(0,1)の三角形を、A′(2,0)、B′(4,0)、C′(2,1)へ移す。どのような移動か、方向と距離を含めて説明しよう。

答え:右へ2だけ平行移動する。

  1. AからA′は右2、上下の変化なし。
  2. BからB′、CからC′も右2。
  3. すべて同じ動きなので、右へ2だけ平行移動する。

同じ図形を同じ方向・距離で繰り返し動かすと、模様づくりに使えるよ。

35. 散水する庭の面積

散水機が半径6m、中心角150°のおうぎ形の範囲に水をまく。水が届く面積は何π m²? □π m²の□を答えよう。

半径6、中心角150度のおうぎ形。弧と半径2本で囲まれるO6m150°

答え:15π m²

  1. 円全体の面積は6×6×π=36π m²。
  2. 範囲の割合は150/360=5/12。
  3. 36π×5/12=15π m²。

現実の状況をおうぎ形に置き換えると、面積を式で求められるよ。

36. 最初の問いをもう一度

目盛りも分度器も使わずに、2点A・Bのちょうど真ん中を決められる? 作図の手順と、その方法がよい理由を自分の言葉で説明しよう。

答え:ABの垂直二等分線を作図し、ABとの交点を中点とする。

PとQを結ぶ直線は、ABと中点Mで垂直に交わる。ABPQM
  1. コンパスをABの半分より大きく開く。A・Bを中心に、開きを変えずに弧をかき、上下の交点P・Qを取る。
  2. 直線PQを引き、ABとの交点をMとする。
  3. PQで折り返すとA・Bが重なるので、AM=MB。

測った数値からではなく、等しい長さと対称性から中点を決められるようになったね。